副業が推進されるようになって、個人でもネットショップを展開する方が増えています。
それに合わせて、ネットショップの市場規模も年々拡大傾向にあります。
ネットショップ運営サービスを使うポイント
個人がネットショップ運営サービスを使うには、事前に考えた方が良いポイントが幾つかあります。
最初にそのポイントを見ていきましょう。
初期費用と月額使用料が無料
個人がネットショップ運営サービスを利用する場合、初期費用と月額使用料は無料のサービスを選びましょう。
すでに売れ筋の商品を多数抱えているなら話は別ですが、多くの人は0からスタートすると思います。
商品が売れていないのに毎月コストがかかると焦りが生まれるだけです。
この2つが無料であることは必須条件ですね。
プロモーション対策がある
商品を販売する際、殆どの人はプロモーションをするはずです。
プロモーションをせずに商品を販売するのは困難だからです。
プロモーション方法は人それぞれでしょう。
・ASPを使ってみようか。
・リスティング広告に出稿してみようか。
こういった方法はもちろん有効ですが、ネットショップ運営サービスの中にはプロモーションを手伝ってくれるものもあります。
プロモーション対策が充実しているサービスを選ぶのも選択肢の一つだと思います。
カスタマイズが自由にできる
ネットショップ運営の際にサイトがユーザーを惹きつけるクオリティであるかどうかは売り上げに直結します。
また、最近はスマホから商品を購入する人も増えているため、スマホ用のデザインにも対応している必要があるでしょう。
運営面で言えば、新商品や売り出し商品は手軽に追加・差し替えできなければなりません。
UI(ユーザーインターフェース)の面はもちろん、機能面でも充実したサービスを選びましょう。
手数料が安い
初期費用と月額費用が無料のサービスの場合、運営者がサービスに払う唯一の利用料が手数料になります。
手数料には決済手数料のほかに振込手数料や事務手数料などがあります。
ネットショップ運営にあたり、手数料が安いのは助かります。
自分の収入が増えるだけでなく、手数料によって商品の値段も変わってくるからです。
サービスを選ぶ際には、自分の商品が売れた時にどれくらいの現金が入ってくるのか事前に計算しておきましょう。
おススメのネットショップ運営サービス
次に、前述した4つの条件を満たすと考えられるネットショップ運営サービスを3つ(+1つ)紹介していきます。
BASE(ベイス)

個人が無料でネットショップを立ち上げる際に真っ先に候補にあがるのがBASE(ベイス)ではないでしょうか。
TVCMも積極的に展開していますし、知名度もあります。
初期費用と月額費用は無料ですし、使用感で言っても非常に使いやすいUIと機能を搭載したサービスを提供してくれます。
ショップ事例を見れば、いかに多彩なサイトが作れるかが分かると思います。
また、BASEの商品は700万人が利用するショッピングアプリ「BASE」に配信されます。
これはプロモーションの観点から非常に魅力的な施策ですよね。
1つ難があるとすれば、無料のネットショップ運営サービスの中で一番手数料が高い点ですね。
一番安いサービスと比較すると倍近い差があります。
プロモーションや知名度と合わせて、総合的に判断しましょう。
BASE 料金 | |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
決済手数料 | 3.6% + 40円 サービス利用料 3% |
振込手数料 | 250円+事務手数料500円(2万円以下の場合) |
STORES(ストアーズ)

無料のネットショップ運営サービスを考える時、BASEと双璧をなしているのがSTORES(ストアーズ)です。
メディア露出もありますし、ご存知の方も多いでしょう。
STORES(ストアーズ)の特徴としては、サポート体制の充実があげられます。
オンラインセミナーを無料開催していたり、利用開始まで案内してくれる「お店のデジタルまるっとサポート」が設置されていたりと、初心者には嬉しい至れり尽くせりのサポートが用意されています。
ショップ事例を見ると、サイト制作の自由度はBASEに劣りません。
難点はプロモーション施策が特に用意されていないことでしょうか。
クーポン機能などはありますが、自分で行うプロモーションありきの形になります。
その点では自社媒体を持っているBASEに軍配が上がります。
手数料はBASEと比べると少し安めですので、こちらもBASE同様、何を重視するかを考えて判断しましょう。
STORES フリープラン料金 | |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
決済手数料 | 5% |
振込手数料 | 275円+事務手数料275円(1万円未満の場合) |
Squareオンラインビジネス

クレジットカードや電子マネーの決済サービスSquare(スクエア)が提供するネットショップ運営サービスです。
Squareが提供するPOSシステムと連携することで、実店舗と連動したネットショップを作ることができます。
Squareオンラインビジネスの最大の特徴は、運営にかかる費用が無料プランなら決済手数料3.6%のみということ。
初期費用や月額費用はもちろん、売り上げ振込手数料も無料です。
運営費用の安さだけを考えるなら、最適のプランと言えるかもしれません。
ただし、無料プランの場合、独自ドメインが使えないのと、サイトにSquareの広告が表示されます。
信用が命のECサイトとしては厳しいかもしれません。
まずは無料プランで試してみて、良ければ有料プランも検討してみてはいかがでしょうか。
Squareオンラインビジネス 無料プラン料金 | |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
決済手数料 | 3.6% |
振込手数料 | 無料 |
【番外編】shop by(ショップバイ)

最後に紹介するのはNHN godo JAPANが運営するshop byです。
shop byは2020年9月にリリースしたばかりのネットショップ運営サービスで、30秒でネットショップを開設できることが特徴です。
初期費用と月額費用が無料なのはもちろん、新サービスのためにドメインが取りやすいのは大きなメリットと言えるでしょう。
また、今なら「オープンダッシュ応援企画」としてデザインやマーケティングについての支援を受けることができます。
更に梱包資材通販サイト「ダンボールワン」で使える3,000円分のクーポン券がもらえます(先着100ショップ、2021年3月31日まで)。
番外編としたのは、shop by(ショップバイ)を使えるのは法人のみで個人や個人事業主は利用できないからです(2021年1月26日現在)。
個人や個人事業主が使えるように鋭意準備中とのことと、オープンダッシュ応援企画が面白い施策なので、今回は番外編として紹介させていただきました。
気になる方は今後の動向に注目してみましょう。
shop by 料金 | |
初期費用 | 無料 |
月額費用 | 無料 |
決済手数料 | 3.6% サービス利用料 2.6% トランザクション費用 30円 |
気になるサービスがあれば始めてみよう!
今回の記事で皆さんに一番お伝えしたかったのは、今なら殆どお金をかけること無く、リスクを負う必要も無くネットショップを持つことができるということです。
もし売る商品が決まっていて(頭に漠然とあるだけでも良いです)、ショップを開きたいという気持ちが少しでもあるなら、上にあげたサービスのどれかを使ってすぐにショップを始めることをおススメします。
だって無料で始められるんですから。
動き出さないと損ですよ!
また更新できることがあればお知らせします。
saiga(@saiganosumika1)がお届けしました。
https://saiganosumika.com/recommended-crowdfunding/