先日、充電池を買いました。
パナソニックの「エネループ」です。
近所の電気屋で購入したお値段は税込3,248円でした。
ちょっと高かったです。
何故、数ある充電池の中からエネループを選んだのか。
理由は「充電池の中で最も売れている」からです。
次の2つの表をご覧ください。
Amazon・楽天での2022年12月期の充電池売上ランキングです。
1位 | Amazonベーシック充電池 単4形8個セット(最小容量800mAh) |
2位 | パナソニック エネループ スタンダードモデル 単3形4本パック |
3位 | Amazonベーシック充電池 単3形8個セット(最小容量2000mAh) |
4位 | パナソニック エネループ スタンダードモデル 単4形4本パック |
5位 | パナソニック エネループ 大容量モデル 単3形4本パック |
6位 | TOSHIBA IMPULSE 単3形4本 |
7位 | パナソニック エボルタ 単3形4本パック |
8位 | パナソニック エネループ 大容量モデル 単4形4本パック |
9位 | Amazonベーシック充電池 単3形8個セット(最小容量2400mAh) |
10位 | Amazonベーシック充電池 単4形4個セット(最小容量800mAh) |
1位 | パナソニック エネループ スタンダードモデル 単3形4本パック |
2位 | パナソニック エネループ スタンダードモデル 単4形4本パック |
3位 | パナソニック エネループ 大容量モデル 単3形4本パック |
4位 | パナソニック BQ-CC85 単3形単4形ニッケル水素電池専用急速充電器 |
5位 | スリー・アールシステム エネボルト 充電池 単3 8本 |
6位 | パナソニック エネループ スタンダードモデル 単3形4本パック【rb_pcp】 |
7位 | スリー・アールシステム エネボルト 充電池 単4 8本 |
8位 | パナソニック エネループ スタンダードモデル 単4形4本パック【rb_pcp】 |
9位 | パナソニック エネループ スタンダードモデル 単3形4本パック(送料無料) |
10位 | パナソニック エネループ スタンダードモデル 単4形4本パック(送料無料) |
Amazon、楽天ともにエネループの売上が他を大きくリードしています。
※「Amazonベーシック充電池」の売上は考慮しませんでした。AmazonでAmazonブランドをカウントするのはいかがかと思うので。。
今最も売れている充電池はエネループと言って良いでしょう。
エネループが売れる理由は先行者利益?
何故こんなにエネループは売れるのか。
私は、エネループが売れている最大の理由は先行者利益によるものと考えています。
先行者利益とは、世の中に無い商品やサービスで新市場を作り、一気にシェアを獲得することによって生まれる利益のことです。
要は「早く発売されたから売れてる」ってことですね。
エネループ(eneloop)は三洋電機が開発し、2005年(平成17年)11月14日に発売されました。
それまでも充電池はあったのですが、充電したあと放っておくと電気が放電されてしまって使えなくなる、いわゆる「自己放電」が課題とされていました。
せっかく充電しても、肝心な時に使えないと意味が無いというワケですね。
エネループはこの自己放電を抑制することに成功した画期的な充電池でした。
今でもエネループのパッケージには「買ってすぐ使える」と謳われています。
この2005年11月14日という日付は、現在日本で発売されている主な充電池の中で最も早い時期となっています。
充電池ブランド | 発売日 |
エネループ | 2005年11月14日 |
充電式EVOLTA | 2008年4月26日 |
富士通充電池 HR-3UTC | 2014年6月21日 |
東芝IMPULSE | 2013年1月22日 |
自己放電の課題をクリアし、競合他社の中で最も早く発売することで、エネループは新たな充電池の代名詞としての地位を確立しました。
「充電池=エネループ」のブランディングが成功したと言えるでしょう。
最もコスパが良いのは東芝IMPULSE?
純粋な性能だけを比較すると、現在国内で販売されている他の充電池とエネループの間に、それほど性能の差はありません。
次の表をご覧ください。
メーカー | パナソニック | パナソニック | 富士通 | 東芝 |
---|---|---|---|---|
ブランド | エネループ※ | 充電式EVOLTA※ | 富士通充電池 HR-3UTC | IMPULSE |
容 量 | 1,900mAh | 1,950mAh | 1,900mAh | 2,400mAh |
充電回数 | 約600回 | 約500回 | 約600回 | 約500回 |
1本あたり価格 | 約460円 | 約260円 | 約370円 | 約220円 |
どうでしょうか。
コスパだけを考えれば、東芝のIMPULSEが最も優れていることが分かります。
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TOSHIBA ニッケル水素電池 充電式IMPULSE 高容量タイプ 単3形充電池(min.2,450mAh) 4本 TNH-3AH4P |

エネループを製造しているのはFDK
上記の表で述べたエネループを含めた4つの充電池は、現在、全てFDK株式会社という富士通の子会社が製造しています。
「えっ!エネループってパナソニックが製造してるんじゃないの?」と思った方、違います。
パナソニックはFDK株式会社で製造した充電池をエネループとして販売しています。
つまり、前述した充電池は全て質・性能ともにほぼ同じということが言えるのです。
どこよりも早く優れた充電池として製造され、世の中に広まったからこそ、エネループは今最も日本で認知され、売れている充電池の地位を確立しているのです。
ブランドや信頼性も大事
もちろんエネループが悪い商品だと言っているわけではありません。
エネループには多くの人に使われているブランドと信頼があります。
ロゴもカッコいい!
結果を見ると、私もエネループを買っているわけですし、買って後悔しているわけでも無いです。
ただ、もしコスパを考えて充電池を選ぶのであれば、他の充電池を買うのも選択肢の一つだと思います。
もし「少しでも安く充電池を購入したい」と思っている方は、この記事を参考に他の充電池を検討していただいても良いと思います。
今回は「エネループは何故売れるのか」と題して記事を書きました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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【Amazon.co.jp限定】パナソニック エネループ スタンダードモデル [最小容量1900mAh/繰り返し2100回] 日本製 単3形充電池 4本パック BK-3MCC/4SA |

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TOSHIBA ニッケル水素電池 充電式IMPULSE 高容量タイプ 単3形充電池(min.2,450mAh) 4本 TNH-3AH4P |
